ベッドフレーム選びのポイント(2種類のベッドフレーム)
通常ベッドフレームは サイズや収納力、色やデザイン等で選ばれている。此れはベッドフレーム自体には快適に眠ることと直接結びつく機能が無いことから来る必然的な帰結である。 一部に金属のコイルなどを内包したベッドベースが見受けられるが此れ等もそのうたい文句でも上部のマットの振動等を吸収する程度というものである。 こうした現実では売り場で目にするフレームの色やヘッドボードのデザインや下に組み込まれている引き出しやボックスの収納量等をその判断材料とするしかなかった。 これらはその他の家具、台所やリビングルームの家具を選ぶ際の判断基準と変わらないものである。 だが買って使用し始めると分かることは、常に目にする家具であるリビングの家具などと違い、寝室の家具は目にしながら使うものではなくまた通常来客等他人に見せるものでもないということである。 また売り場のようにベッド単体の裸状態で使用するものでもない。凡そ掛け蒲団やベッドカバー等を掛けて使用すればフレームの色等は目にするものでもなく、ヘッドボード位が見えているというのが殆どの状態ではないだろうか? この様にマットを載せる台という機能しかないベッドフレームではその見た目のデザインや色目等が選ばれる基準である。 一方で寝心地即ち体圧分散機能のあるベッドベースも存在する。ヨーロッパで広く普及している木を重ねて(積層にして)そり状にしばね機能を持たせた所謂ウッドスプリングのベッドベースである。 この種のウッドスプリングベッドベースは見た目や形ではなく直接の寝心地に直結する機能を有している為に外見ではなくその素材やスプリング性能を実現する機能や部品がベッド選びの重要なポイントとなる。 この意味でベッドの選び方は決定的に違ってくる。私達が”日本の睡眠と日本人の眠りを変える”といっている主張の一端も実はここにある。 また”売るときに良い物”(見た目、格好良さや豪華そうなフレームやヘッドボード、マットレスの生地やキルティング等)でなく”使って良い物”という私達の主張の根拠でもある。 フレーム自体に眠りや睡眠時の人の身体に負担を掛けない機能があるかどうか?まづは一番大事なこのことを基準に考えないと買った後で”買ったときは高かったのに。。。”というお馴染みの声を聞くことになります。 自分は何にお金を出すのか?何を求めて、あるいは何を実現したくて買おうとしているのか?この一番大事なことを今一度しっかり吟味することをお奨めします。 一方でこうした体圧分散機能に優れたベッドフレーム、ベッドベースにとってもサイズは重要な要素である。 よく部屋を狭くしたくないので(あるいは部屋が狭いので)なるべく小さな場所を取らないベッドを!ということを仰るかたを見受ける。なるほど活発に動くダイニングやリビングでは必要な動線の確保は快適な生活の必須条件である。 一方で寝室の第一の目的は眠ることそれも快適に眠ることであるはず。それならばその為に最大のスペースを割くことが大事である。寝室はその為にある。 従ってできるだけゆとりのあるサイズを選ぶこともまた快適睡眠には必要条件でもある。(寝返りのし易さ、手先等がマットレスから飛び出さない、布団がズレ落ちにくい、ナント言ってもゆったり感等) |
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働かないベッドとはどの様なモノか?
所謂最もポピュラーに販売されているスノコ状の床板をはめ込んだベッドフレームである。 人が横たわってもなにか動くわけでもなくただマットや敷き布団を置く為の台という以上のものではない。 人の睡眠中に掛かる体圧に関しては床のフローリングにマットを直に置いたり、布団を直に敷いたりする状態 と違いはない。 即ち堅い、寝て身体が痛くなるベッドのある程度の要素を形成するベッドフレームである。 |
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ベッドフレーム選び方その1:働くベッドを選ぶこと。働くベッドと働かないベッド。
働くベッドフレームと働かないベッドフレームとは? 働くベッドとは文字通り睡眠の第一も目的;快適に眠る為にベッドフレームも寄与する事。その為に求められる働きが出来る事。 働かないベッドとはちょうど逆、人が快適に眠る事には何ら寄与しないモノ、せいぜいがマットレスを乗せるだけの台であるにすぎないモノ。 二つの異なるベッドフレームの違いは上記のようなものである。 具体的にみてみよう。 人が眠る際にはマットレスなり、敷き蒲団等に直接横たわる。従ってその下にあるベッドフレームや畳或いはフローリング等が眠りや睡眠時の身体に対してどの様な影響があるかなどは 殆どの人が考えることが無い場合が多い。せいぜいマットレスや敷蒲団の下の通気性がある、無い等の程度であろう。 しかし当社のウッドスプリングベッドフレームは眠りに大きく影響する働きがある。即ち人の身体の凹凸や人の寝姿勢に応じてまた人の睡眠時の寝動きにも対応しながら最適な吸収と支持力で 一晩中働き続けるのである。マットレスが乗りその上に人が寝た状態で。 それに対して板やすのこ状の板床には当然これらの働きは無い。即ち働かないのである。 この違いは睡眠の質と共に人の身体の凸部に当たる圧迫や凹部に当たる腰への負担などに大きな違いを生み出している。 ベッドを買う前には是非こうした大きな働きの違いをまず知るべきであり、その為の実際の体験、体感をお勧めします。 |
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