DORSAL社(イタリア)とは
創っているのは イタリア ベネト州 Treviso corbanese にあるDorsal社
創業より80年を超える老舗。イタリアで最初にウッドスプリングベッドを製造、販売し一貫して快適な睡眠の為ベッドシステムとマットレスを開発してきたメーカーです。 |
Dorsalは最初のウッドスプリングスラットを使用した商品名に由来しその意味は “背中の問題解決”
大きなDの中にデザインされた曲線は背中の湾曲を表しています。 il riposo di natura 自然なリラクゼイション(寛ぎ) |
Where:北イタリア、Veneto州、Trviso、Colbanese
この地で当初はワイヤーメッシュのベッドベース製造工場としてスタートしました。 1953年Franco Moretti氏は最初の工業用の発明特許を登録しています。それは折りたたみワイヤーメッシュ式ダブルサイズベッドに関するものでした。 それ以降もDorsal社は常にイタリア市場でのベッドや快適睡眠の為のベッド、マットレスシステムで様々な特許やパテントを獲得しながらこの分野のパイオニアであり続けています。 その後に1963年Colbaneseは緑豊かな街でこの地方は白ワインの産地です。また近年ヨーロッパでも日本でも人気のある発泡ワインのプロセッコの生産地でもあります。 またブドウから作るブランデーの一種で40度の度数の蒸留酒グラッパもこの地方の名産のひとつです。 Dorsal社はこのColbaneceに現在も本社と配送センター、メタルフレームや部品を製造する工場を有しています。 そこからオーストリア側の北部Cisonにある木製工場でウッドスプリングフレームを製造しています。 この工場を少し本社側に下った湖の多いLago(イタリア語で湖の意)でマットレスとマットレスの側生地(カバー類)を製造しています。 この様にイタリアでも勤勉な北イタリアで豊かといわれるVeneto州の中でも自然の豊かな地で厳しく吟味された素材と品質で 人々の快適な眠りに拘ったウッドスプリングベッドフレームと天然素材のひまわりオイルから作ったフォームマットレスを作っています。 |
イタリアで最初にウッドスプリングベッドを作った会社=それがDorsal
その最初の商品名が”Dorsal”その意味は背中の満足を意味しやがてそれが社名Dorsalとなりました。 それ以来様々なパテント(特許)や新案を伴う商品開発を行ってきた歴史を持っています。 創業者のFranco Moretti氏以来Dorsal社ではイタリアの中でも先進的で真に人の眠りに貢献する商品の開発を進めました。 それを受け継ぎ更に質を高めて名実共にイタリアでのベッドベースとマットレスの中でも最高品質を生み出し提供したのが現在の Armand Moretti社長とLucia Moretti副社長兄妹の経営陣です。 1977年にはそれまでのワイヤーメッシュに変わってウッドスプリングのスラットをスチールフレームに使用したベッドベースで特許を確立しています。 1979年にはキングサイズのウッドスプリングスラットのベッドベースで特許を確立しています。 これらの革新的な商品開発と製造による発展で 1980年には新しくCisonに新しく木製のウッドスプリングスラット専用工場が操業を開始しました。 これらの様々な発展過程でDorsal社は眠りと寛ぎという新しい事業コンセプトの基でイタリアの寝具、ベッド領域のリーダーシップを打ち立てて行きます。 |
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吟味された拘りの素材、熟練の技で厳選されたビーチ素材のウッドスプリングベッド
Cison工場内加工風景
厳選された素材、加工後の組み立てでも更に細やかにチェックします。
熟練の技術者が1本1本組み立てていきます。
こうして出来上がった商品には ”Dorsal社”ロゴマークのスタンピング(焼印)と”Made in Italy”のマークが附されています。 |
イタリア整体師協会推奨の商品、ユーロ認定の“医療機器同等クラス”マーク
リラクゼーション(寛ぎ)には良い手が必要という意味で いい眠りとくつろぎには良いベッドベースとマットレスが必要なことを現しています。 快適な眠りに必要な機能をとことん突き詰めるとベッドはこうなる! 快適に眠ること以外の余分な機能をそぎ落としたスタイル、それでいて必要な機能、素材は しっかりと備えたベッドシステム。 シンプルな中に秘められ、そして実現するものは使う人にとって本当に実現してほしいこと! 快適に眠れること、快適な眠りで気持ちのいい目覚め、そして何の違和感も、身体の痛みも感じることなく 健やかに朝のスタートが切れる毎日の生活。 下段の赤いマークは ユーロの認定マーク、Dorsal社のENERGY、ADVANCE、X-POINTなどの優れたウッドスプリングスラットベースに付けられています。 ユーロの公的機関の認証,書かれているのはDispositive medico classe 意味は“医療機器同等クラス”であると認定されたことを表すマークです。 “それは殆どデザインされていないと感じられる様な、しかしそれでなければならないデザインだと感じられるもの、他のどんなデザインでも駄目で 当然その様にデザインされるべきだと感じさせてくれるものだ” (jonathan aiv apple社インダストリアルデザイン担当上級副社長) と感じさせてくれる快眠のための高い機能と無駄のない究極のデザイン性の高さでヨーロッパでも高い評価を受けています。 |
President、Vice-President、Logo
Armand Moretti社長
Lucia Moretti副社長
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SLEEPSHOPとDorsal社の出会い
数多くのベッドメーカーが出展し又様々なベッド、マットレスが出品されます。 それらの中でもっともシンプルで不要なものを削ぎ落としていながら、眠りに必要なものの質は高く維持している その商品と質と共にそのデザイン性にも強く惹かれました。 特に外フレームを採用せず精度の高い木組みのフレームと機能的サスペンション類、ウッドスプリングの質の高さ。 また質の高いラテックスマットレスを全てのベッドに採用していることも評価の対象でした。 翌年2000年にもイタリア、ドイツなどの展示会を廻っていろいろの検討を加えても、やはりDorsal社の眠るための機能に絞り込まれたシンプルなデザインと機能性の高いサスペンションやウッドスプリングのスラットベースの質の高さ、 そこから生み出される快適な眠りを実現する体圧分散機能は際立っていました。 こうして2年越しの品定めと会社の見極めを通して間違いないことを確信し取引を開始しました。 |
取引の拡大と交流の深まり(本社 ショールーム訪問)
取引を始め実際にウッドスプリングベッドを販売し始めまると様々な課題も浮かび上がってきました。
イタリアをはじめヨーロッパ人と日本人の体型や体重の違い、住まいや生活環境の日伊の違いからくる課題。又製造から出荷に至る納期、販売後の保障体制と部品補充などのメンテナンスの問題など。 こうして展示会での商談だけでなく独自にDorsal社を訪問してのミーティングや商品改善や取引上の様々な課題をひとつずつ解決していく為の訪問を重ね交流を深めていきました。 そうした訪問とミーティングを通じてDorsal社の快適睡眠の為のベッド造りへのゆるぎない信念と妥協しない商品作りがシンプルなデザインとなってお客様の“使って良いもの”開発し続ける原動力であることを理解しました。 イタリアでも日本でも巷にあふれる“売るために良いもの、そのための外見重視”の商品でなく“眠りに良いもの、使って分かる価値”に最大の重きを置いて商品開発、製造を行うDorsal社と快適睡眠を第一に考える当社の考えはしっかりと一致していきました。 |
- 工場訪問し様々な改良や要望を伝え日本人の身長や体型に合ったベッド創りを行っています。
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工場長を交えての打ち合わせカッシーナが販売する最上級グレードのウッドスプリングはDorsal社が製造、提供しています。2005年頃の工場訪問と打ち合わせの一齣。Cisonにあるウッドスプリング製造工場での社長、工場長との打ち合わせ。
この工場では全てビーチの積層材を使った外フレームに質の高いウッドスプリングのスラットを使用したベッドベースを生産しています。
当社の販売するENERGYモデルやX-Pointモデルで使用されるサスペンションはアメリカDuPont(デュポン)社の特許素材のHytrel(ハイトレル)が使用され又ウッドスプリングもDynaflex(ダイナフレックス)使用のものは
天然ビーチ材の積層材にカーボンナノチューブを挟み込んだハイテク素材を製造し装備しています。
快適に眠る為の最適な体圧分散機能を実現する柔軟でいながらしっかりした支持も実現し強靭なサスペンションとウッドスプリングの機能はヨーロッパでもトップに位置するものです。